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ソフトウェアエンジニア向けTips。Qiitaにもメモ

【読書】A Guide to the Project Management Body of Knowledge: Official Japanese Translation(プロジェクトマネジメント 知識体系ガイド PMBOKガイド)

 既に英語版では第5版が発行されているけど、
日本語しか読めないので購入。

 プロジェクトマネジメントの根幹となる本であり、
その内容の良し悪しを述べるのは無意味。
なぜならば、現状PMBOKが標準であり、共通言語なのだから。

 PMBOKはあくまで知識体系であり、具体的なプロジェクトへの適用方法は述べられていない。
オブジェクト指向でいうところのインターフェース。
PMBOKを元に、その他から得たスキルを使って実プロジェクトに適用していく。

 各カテゴリで同様のことを述べている部分が散見されるが、
逆を言えば、問題となっているマネジメント部分の章だけ見ることで、
知識を得ることもできる。
 そして、ここまでしなければプロジェクトマネジメントはできないのか?
というほど、各カテゴリでインプット、アウトプットが定義されている。
現実問題として、ここまで厳格なプロジェクトの運用はできないが、
本来(PMBOKが)必要としている成果物や必要情報の入手を省いていることが、
実プロジェクトの8割がうまくいかない理由なのかもしれない。

 PMBOK通りにプロジェクトマネジメントをすることは
人的、時間的コスト上おそらく不可能。
が、知識としては必要。
(PMBOK的には)本来、何が必要か、何を行うべきか。
その知識がアタマにあるだけでも、マネジメントは広がると考える。